花と、空と、リモンチェッロ/ Flower, Sky, and Limoncello

平和で美しく、ご機嫌な地球のために。For Peace, Beauty, and Joy on the Earth.

2021-01-01から1年間の記事一覧

バトンを繋ぐクリスマス - The Queen's Christmas message

クリスマスも終わり、街の装いがお正月一色になってきた。新年を1日だけ祝って、二日目から仕事という海外では、多くの街でクリスマスのデコレーションは残る…というより、キリスト教行事としては東方3博士がベツレヘムでキリスト誕生を確認した日である1月…

独白と対話と - Monologue and Dialogue

ブロガーという言葉が定着して10年以上経つだろうか?インターネットの普及とともにブログというメディアを通して個人の意見・発見・アイデアを公開する人が増えて、誰が言い始めたのかブログを書く人をブロガーと呼ぶようになった。 新聞・雑誌と違って、「…

「脱」が大切 - Importance of "De-" something

SIGMA fp というカメラを買った。 SIGMAはデジタルカメラ、交換レンズ、各種アクセサリーの製造・販売を行うメーカー。1961年の創業からずっと写真・映像に関する製品だけを作りつづけている。写真や映像を撮る瞬間は必ず何らかの特別な瞬間であり、その多く…

がんばろうBOSTON - Boston Strong

第126回ボストンマラソンへの参加申込が、審査の結果正式に受理された、とのメールがようやく届いた。事前に今年は足切り無しとは聞いていたものの、晴れてスタートラインに立てると思うと嬉しいものだ。新型コロナの感染状況は新たな変異株(オミクロン株)が…

ハレルヤ - Hallelujah

11月も後半になるとクリスマス飾りが目に付き始める。近所の2軒の家が、毎年競い合うようにイルミネーションを飾って、夜はチカチカと賑やかだ。僕が入居しているマンションも入口にクリスマス・ツリー、中庭をイルミネーションで、こちらは地味ながらも季節…

君は一人じゃない - You’ll Never Walk Alone

"alone" を巡る雑感、第2弾(^^)… 昨年あれよあれよという間に世界中に広がった新型コロナウィルス、COVID-19。ロックダウンして閑散とした街中に流れる "You'll Never Walk Alone"と、それを家で聴き口ずさむ人々の ニュースを観て、自然と涙したことを思い…

二人で一緒に - We’re all alone

前回のブログ記事題名、「まるで新たな始まり - Just Like Starting Over 」はもちろんジョン・レノン(John Lennon) のヒット曲 "(Just Like ) Starting Over" にあやかったものだが、この曲はビートルズ解散後しばらく音楽活動を休止していたジョンが、妻の…

まるで新たな始まり - Just Like Starting Over

10月31日は金沢マラソンに参加した。 ゲストに野口みずき。エイドには金沢銘菓が並ぶ、参加者10,000人の大規模レースだ。コロナ対策の緊急事態宣言が解除されて、2年ぶりの開催に漕ぎ着けた。 僕個人としてもフルマラソンは2020年1月の勝田マラソン以来、ほ…

私がついてるから - I will be there

グルジア出身のイギリスのシンガーソングライター、ケイティ・メルア (Katie Melua) の曲、 "I will be there" は、「究極の愛の表現ではないか」と真剣に思っている。 人にとって最も貴重な財産は時間だから、他でもない自分の命の時間を優先的に使う対象は…

人生が輝く「サイズ」を探して - Bright Size Life

「最近、パット・メセニー(Pat Metheny)の『Bright Size Life』をよく聞く」という友人Mくん(前回登場の「写真家」Mくんとは別人)の謎めいたSNS投稿を見たのは、1年前の9月だった。 曰く、「『Bright Size Life』というタイトルがなんだか心に引っかかり…メ…

2刀流で「素」の自分に出会う - Disponibilité to Meet the Stranger in Yourself

2刀流といえばアメリカ大リーグの大谷翔平選手の投打2刀流が頭に浮かぶ。今年大活躍し、最高殊勲選手(MVP)に選ばれるかも知れないと話題になっているが、その活躍の原点には高校1年生の時に書いた「目標達成シート」があるというのは有名な話だ。 「目標…

いくつもの月曜日 - Almost Every Monday

毎週月曜日の朝7時に配信されるLobsterr Letter というニュースレターを今年の初め頃から読んでいる。 その冒頭にOutlookと題されたエッセイがあるのだが、これが一番の楽しみだ。 ニュースレターというメディアを作ろうと発起人の佐々木康裕さんが声をかけ…

つい昨日のこと - Only Yesterday

早いもので僕の誕生月の9月も最終日となった。 とうとう還暦となったわけだが、歳をとって良いことの一つは、10年前と20年前とがどれほど離れているのかという時間の感覚がわかることだと思う。「時の距離感」とでもいうのだろうか、その距離感で、僕が生ま…

幸せってなんだっけ?

♪幸せってなんだっけ?なんだっけ?♪ ♪ポン酢醤油があるウチさ♪ その昔のCMで、明石家さんまが調子良く歌っていた。CM提供者としたらポン酢醤油を買ってもらえば良いだけだが、クリエイターのメッセージはポン酢醤油を買えば幸せになれるというほど単純では…

手首の問題

戦前の物理学者、寺田寅彦は、その随筆「手首の問題」で、バイオリンなどの弦楽器を演奏する際に手首は「全く弛緩した状態になっていて、しかもいかなる微細の力の変化に対しても弾性的に反応するのでなければならない」と、その特徴を捉える。そしてそれは…

神は私たちに成功を求めてはいない… God doesn't require us to succeed...

東京2020パラリンピックが閉幕し、コロナ禍で開催が危ぶまれたオリ・パラ東京大会が全ての日程を終えた。緊急事態宣言が発令された東京でやるのか、と政治問題にもなったが、その是非はさておき、個人的にはこの大会に自らのピークを合わせてベストパフォー…

広島〜長崎を8/6〜9に走るマラソン

原爆投下時間に合わせて広島〜長崎間を走る「広島長崎リレーマラソン」は、いつかは走ってみたいマラソンのひとつ。 今年も台風迫る中、17回目が開催された。「核兵器のない平和な世界の実現」を願って、広島県広島市の原爆ドームをスタートし、長崎県長崎市…

人生を美しく - Life can be beautiful

1950年代後半に活躍した女性ジャズ・シンガー、ビヴァリー・ケニーの "Life can be beautiful " を久しぶりに、しかも先週立て続けに2度も、聴いた。初回は天井の高いレトロな雰囲気のお洒落なカフェで。もう一回は物置を改造したような素朴な手作り餃子の店…

ワラーチから裸足へ【変態三部作 第三話】A Trilogy of My Transformation - Episode

【単なる変化を超えた、劇的な変化を変態という。それはあたかも青虫が蝶になるような、変革(トランスフォーメーション、Transformation)。これは2016年9月に始まった僕の変態履歴である。】 川の道フルを走り終えた2週間後、僕は変わったレースに参加しよ…

3年で51倍(10km→514km)の距離に挑む【変態三部作 第二話(その3)】A Trilogy of My Transformation - Episode 2−(3)

2018年の「川の道ハーフ254km」完走後、フル514kmに向けての始動は早かった。それはハーフを走って、自分の走り方への疑問(危機感)と改善への気付があったからだ。 当時の僕の走り方は踵から着地するヒールストライク走法。 「ヒールストライク走法の特長は…

3年で51倍(10km→514km)の距離に挑む【変態三部作 第二話(その2)】A Trilogy of My Transformation - Episode 2−(2)

7月の津軽200kmを140kmで股擦れでリタイア。2017年の僕の夏は終わったが、不思議と心は前を向いていた。一番心配していた脚は140km走ってもまだ残っていて、最初スピードを抑えてレースに入る「対策」が功を奏した手応えを感じた。雨でシューズやシャツが濡…

3年で51倍(10km→514km)の距離に挑む【変態三部作 第二話(その1)】A Trilogy of My Transformation - Episode 2−(1)

【単なる変化を超えた、劇的な変化を変態という。それはあたかも青虫が蝶になるような、変革(トランスフォーメーション、Transformation)。これは2016年9月に始まった僕の変態履歴である。】 「えっ、レース始めて8ヶ月でオクムに⁉︎」 2017年6月初め、奥…

気がつけば半年でウルトラランナー【変態三部作 第一話】A Trilogy of My Transformation - Episode 1

「そうだ、今年中にマラソンを完走しよう!」 2016年9月、55回目の誕生月2日目の夜、突然そんな思いに駆られた。マラソンへの憧れはずいぶん前から何となくあって、マラソン特集してるスポーツ雑誌を見つけては衝動買いしたりしていた。5年に1回くらいラン…

8時間耐久レース、頑張ってみた!

7/4(日)、小雨模様の中、埼玉県は戸田彩湖で実施された8時間耐久レースに参加した。 1周4.9kmの彩湖を8時間で何周できるかを競うレース。コロナ禍にも関わらず、主催者スポーツエイドジャパン(SAJ)の並々ならぬ準備と尽力、及び関係自治体の理解と協力に…

居場所

「わたしたちは自分自身の力で、自分の2本の足で辿り着いた場所に属している。そして、属しているということが何も求めずに全てを与える無償の愛を捧げることであるとき、わたしたちはお互いに属している。自由。家にいるとき、わたしたちは自由だ。」 (ウ…

リナ・カーン(Lina Khan)米国連邦取引委員会議長!

先週発表された米国政権人事には大きな驚きと期待を感じた。 以下は日経新聞とNew York Timesから得た情報のまとめだが、民主主義の新たな可能性への挑戦ともいえるこの動きを注目していきたい。 バイデン大統領は6/15、コロンビア大学法科大学院リナ・カー…

好きなことと、できること、をするだけ。

ほんのひと月前に「川の道503km」を一緒に走った仲間の一人が、虚血性心疾患で亡くなった。57歳だった。 「川の道」を過去8回も完走している彼は、普通は自分が完走するだけでも大変なこの大会で、初参加した人などレースが不安なランナーたちと一緒に走って…

成功よりも優しさを

言われてみればなるほどと思うが、子どもたちは大人が言うことよりも態度に敏感で、その本音を見破ってしまう。米国での調査結果だが、90%以上の親は子育ての優先順位として、優しさ・思いやりをトップにあげている。一方子どもたちの81%は、親たちは思い…

何も求めない

「何も求めず、ただ座るだけ」。兵庫県北部の山奥にある禅寺、曹洞宗・安泰寺で、年間1800時間に及ぶ座禅を中心とした自給自足の生活をする修行僧の一年がテレビ放映されていた。僧の中には外国人も複数含まれていた。3年間の「何も求めない」修行の最…

裸足で走る

東海地方が梅雨入りした先々週の日曜日(2021年5月16日)は、関東地方もはっきりしない天候であったが、時々雨が降る中、第10回飯能ベアフットマラソン大会が埼玉県飯能市で開催された。 昨年に続きコロナ禍で、今年も開催が危ぶまれたが、主催者の熱意と工…