花と、空と、リモンチェッロ/ Flower, Sky, and Limoncello

平和で美しく、ご機嫌な地球のために。For Peace, Beauty, and Joy on the Earth.

広島〜長崎を8/6〜9に走るマラソン

原爆投下時間に合わせて広島〜長崎間を走る「広島長崎リレーマラソン」は、いつかは走ってみたいマラソンのひとつ。

今年も台風迫る中、17回目が開催された。「核兵器のない平和な世界の実現」を願って、広島県広島市原爆ドームをスタートし、長崎県長崎市の長崎原爆落下中心地公園をゴールとする。広島の原爆投下時間(6日午前8時15分)に黙祷をささげてから出発し、長崎の投下時間(9日午前11時2分)までの到着をめざす(大会規定は11時)。総距離は432.4km。名前の通りグループで参加するリレーマラソンだが、2014年に関家良一さんが初めて単独走を成し遂げた。

「世界では結局、戦争が終わることがない。自分が走ったからといってどうなるわけではないけど。でも自分が走ることで、フェイスブックでは世界中から応援が集まる。マラソンが注目される。とにかく今自分ができることをしたい。」

「『自分がやらないと』、という思いもある。」

関家さんは車で移動する知人のサポートを受け走った。

 「痛い」「気持ち悪い」は当然の世界。これまで48時間走など数々の過酷な超長距離マラソンを経験してきた関家さんにとって、敵は「日本の暑さ」だった。日中はもちろん、夜もさほど気温が下がらないことが多いからだ。74時間で432Km。平均時速6Kmでいけばゴールできる計算だ。「なので時速10Kmを超えないよう調整して走りたい。あえて暑さと戦わない」ことがポイントと話す。

渋谷一秀さんが史上2人目の「ソロ完走」したのは2019年。彼は以来3年連続で走っているが、今年は台風の警報に阻まれて「完走」にはならなかった。

僕は今年、直前に長崎で開催された「橘湾マラニック」に参加したこともあって、リレーマラソンメンバー達と一緒に8/9の黙祷を長崎原爆落下中心地公園で捧げた。「橘湾岸」はまさにこのマラソン参加への練習で真夏の長崎を走ったわけだが、「暑さ」に負けて途中棄権した。暑熱対策に課題を残したものの、「走り方」は改善の跡が顕著で、ワラーチのコードが擦れない柔らかい走りが出来た。いつもなら悶絶する大会後の整体マッサージが、痛みほどほどで済み、整体師が驚くほどだった。1歩後退2歩前進、来年は広島原爆ドーム前のスタートラインに立ちたいと思っている。